マンション管理 お役立ちコラム
トラブルになる前に!マンション共用廊下の私物が増える前にできること
マンションに住むにあたり自分だけが利用できるスペースというのは、部屋や郵便物入れなどがあります。それ以外のスペースのほとんどは、皆で共用することになります。マンションの共用部分と言えば“廊下”や“マンションのエントランス”、“駐輪場”、“ゴミ捨て場”、などがあります。今回は色々な人が利用する共用廊下で起こる、トラブルの参考事例をまとめました。
ケース1 部屋前の共用廊下に私物が置かれている
共用廊下で必ずと言って良い程問題になるのが、マンションの部屋の前の廊下に私物が突如として置かれることです。突然大量に置かれたり、初めは1つだったのに徐々に増えていくというパターンなどがあります。見た目の悪さもさることながら、通行の邪魔になってトラブルの原因になります。
他の住人の方から、共用廊下に私物が置いていて邪魔なので何とかして欲しいというクレームが届きます。近隣の住人からは見た目も悪く、通行の妨げになる場合もあり、共用廊下に私物が増えることが気になる住人の方も多くいるようです。
マンション管理のポイント
置いてある私物に貼り紙などをして住人の方に、私物の撤去を促します。数度促しても改善が見られない場合には、本人にその場で片付けてもらえるよう、直接依頼することが必要となる場合もあります。
ケース2 共用廊下に洗濯物を干す住人
家族が多い世帯や、ベランダ部分に洗濯物を干すスペースや、布団やシーツを干すスペースが無かったりすると共用廊下の風通しの良い手すり部分などに洗濯物を干していることがあります。確かに天気の良い日には、一度に洗濯物を片付けてしまいたいということもあり、多く見かけることもあると思います。しかし、共用廊下に干された洗濯物は、他の住人の方にとっては気持ちの良いことではありません。見た目も洗濯物が干してあるだけで、生活感が出てしまい不満に感じる住人もいます。
不満に感じた住人の方々からは、共用廊下に洗濯物を干しているというクレームが入ります。タイミングによっては洗濯物を干してあった時間帯に、マンションへの訪問者や、部屋の内観にきた方にとってはかなりイメージの悪いものになる場合が多いようです。
ケース1の対応と同様に基本的に共用廊下部分には洗濯物を干したり、物を置いたりしてはいけないことを住人の方周知することが大切です。
不要なものは置かないように周知する
マンションを管理するにあたり、“共用廊下”の管理は気を使いたい場所です。 物があると廊下スペースが狭くなり、見た目も悪くなります。 また、防災の観点で、共用廊下は避難経路に該当します。避難経路は、常に避難を妨げない状態にするよう法的に定められています。
共用廊下の管理として大切なことは、とにかく“物を置かない”ことです。普段から住人の皆さんにも周知し、物を置かないキレイな共用廊下にしていくことを心がけましょう。