マンション管理 お役立ちコラム

マンションの掲示・告知のあり方とは?ポイントを解説

マンションの掲示・告知のあり方とは?ポイントを解説

マンションの掲示板は、入居者にさまざまな情報を伝えることができる場所です。しかし、掲示板をまったく見ていない入居者は珍しくなく、無許可で掲示が行われるなどのトラブルが発生することもあります。ここでは、マンションでの掲示・告知のあり方について見ていきましょう。

マンションの掲示板には、工事の予定や注意書きが掲示される

掲示板を主に使用しているのは管理者または、管理組合です。マンションに関する情報はもちろん、地域の有益な情報が掲示されていることもあるため、マンション住民にとっては大切な存在です。どのような情報が掲示されているのでしょうか。

  •  工事などの予定
    マンションでは、定期的にエレベーターや電灯などの修理・点検を行っています。点検中はエレベーターが使えなくなったり、一部の通路が通れなくなったりします。急いでいる時に点検にぶつかって慌てたりしないよう、事前に確認しておきましょう。
  • マナーやルールに関する告知
    夜中に騒いでいてうるさい、ゴミ捨てのルールを守らないといったトラブルは、非常によく発生します。このようなクレームが寄せられた場合も、告知をすることにより注意喚起もできます。思い当たる内容があれば、管理組合に確認を取ってみましょう。
  • 地域の行事予定など
    町内で行われる祭りなど、地域の行事予定は住民にとって有益な情報です。管理者はこのような情報を積極的に掲示するといいでしょう。
  • 業者のチラシ 室内清掃のチラシなど、管理組合が有益だと判断した業者のチラシも掲示されている場合があります。

掲示物は動線と見やすさに配慮しよう

せっかく掲示をしているのに、入居者が見てくれないことはよくあります。原因は掲示の方法にあるのかもしれません。以下のような工夫をしてみましょう

  • 動線に配慮する
    入居者が必ず通る場所に掲示板を配置すると、見てもらえる可能性は上がります。集合ポストの前、エレベーターの横などに設置してみましょう。
  • 見やすく配置する
    掲示が乱雑だと、「何だかぐちゃぐちゃだな」と思われてしまい、見てもらえる可能性が下がります。掲示物を大きさ・内容ごとにそろえたり、内容を簡潔にして見やすくしましょう。
  • 掲示物を更新する
    いつまでも掲示物が同じままだと、入居者の興味を引くことはできません。掲示物はできるだけ更新すると良いでしょう。不要になった掲示物は取り除き、新しい掲示物には目印をつけるなどして目に入りやすくすることも大切です。

ルールを定めるなら、入居者や業者が掲示板を使用してもOK

マンション内の掲示板は、管理側しか使ってはいけないというわけではありません。入居者や業者に掲示を認めているマンションもあるのです。とはいえ、際限なく使えるようにしてしまうと、掲示板が乱雑になってしまうこともあります。

管理者は、掲示物が「共同の利益」に反すると判断した場合、それを排除することができます(区分所有法による)。逆に、どのような掲示物が駄目かという明確な決まりもありません。掲示板の有用な使用を考えるなら、管理組合内でしっかりとルールを定めた上で、その旨を周知しておくのがいいでしょう。

入居者が興味を持ってくれる掲示板を作ろう

掲示板はうまく活用することで、入居者に多くの情報を伝えることができます。

誰もが興味を持ち、毎日のように見てくれる掲示板を作ることで有益な情報を提供することに繋がります。

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