マンション管理 お役立ちコラム

マンションに落書きが!落書きやいたずら防止と対応について

マンションに落書きが!落書きやいたずら防止と対応について

マンションを管理している方なら、一度は経験があるのではないでしょうか?それは、“落書き”や“いたずら”です。子どもがやってしまった…というケースもありますが、最近では年齢に関係なく大人の方も“落書き”や“いたずら”をしていたなんてことが多いようです。
ストレス社会と言われる現代が作り出している問題なのかもしれません。しかし、マンションを管理する側にとっては、見過ごすことのできない重大な問題です。そこで、マンション管理の問題でも度々あげられる、“落書き”や“いたずら”についての予防策や対応をまとめました。

落書きやいたずらのクレーム

管理組合や管理会社がいち早く気づいて、対処することが一番ベストなのですが、住んでいる人でないとわからない事も多くあります。その中でも、“落書き”や“いたずら”は分かりにくい場所で起きますので、実際住人の方からのクレームで発見することが多いのが現状です。私たちが良く耳にするクレームには、このようなものがあります。

  • エレベーター内に落書きがあるから消して欲しい。
  • ポストの所に直接文字の様なものが書かれてしまったので、どうにかして欲しい。
  • マンションの塀に、スプレーで落書きされていて不愉快だからどうにかして!
  • 夜中に家のチャイムを押されて迷惑している。
  • 犬などの排せつ物が敷地内に捨てられているから対策して欲しい。

など、落書きやいたずらは色々な場所でされていることが多いのではないでしょうか?マンションへの嫌がらせだったり、無差別の嫌がらせだったりと様々です。では、そのような行為に対してどのような対応が必要なのでしょうか?

落書き・いたずらへの対策方法

落書きやいたずらされている場所や、内容にもよりますが以下のような対応が有効となります。

防犯カメラ

落書きやいたずらの対策や防犯として、“防犯カメラの設置”をします。防犯カメラは犯人を捜す手がかりにもなりますので、できる限り設置することをおすすめします。すぐに防犯カメラを設置できない場合は、“貼り紙”や“シール”などで防犯カメラを設置していることをアピールするのも有効な手段です。

入居者にビラや回覧板でお知らせする

落書きやいたずらがあった時点で、このようなことがあったことを写真付きで回覧板や掲示板で各入居者に周知するのも有効な手段です。また、犯人の目撃情報があれば一緒に掲載しておくのも効果的です。事件の把握と共有、入居者全員で問題意識を持ち、自然に監視をしてもらえるメリットもあります。

落書きやいたずらされた場所を修理

犯人が分かった場合

落書きや、いたずらでの破損などの犯人が判明した場合は、直接犯人に対して修理代の請求などができます。被害の程度によりますが、事件性の高いものは警察に被害届けを出しましょう。特に防犯カメラを設置しておくと犯人を特定しやすくなります。

犯人が分からない場合

防犯カメラに映っていたり、犯人を見ていた人がいない限り落書きやいたずらをした犯人を特定できないことが多いです。その場合は修繕する必要があるにもかかわらず責任の所在が特定できません。マンションの管理費・修繕積立金から、費用を捻出できれば良いのですが、それは基本的に経年劣化などの改修費用に充てるお金のため管理組合の総会及び理事会での決議が必要となる場合があります。

マンションを管理する方にとって、“落書き”や“いたずら”は頻繁に起こる問題のひとつです。犯人を見つけるのは中々難しいので、防犯カメラを設置したり、居住者の方たちの監視の目を使うことで、未然に防いでいくこともできます。また、個人に対する嫌がらせの場合もありますので、慎重に対応し場合によっては警察へ相談しましょう。

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